寒くなってくると、空気が澄んで星がとても綺麗に見えるようになります。
夜空を見上げると、いつも以上に星が見えて驚くことってありますよね。
実は2017年のオリオン座流星群の観測条件は、近年稀に見る好条件となっているんです!
そんなオリオン座流星群が最も観られる日付や時間帯、方角についてご紹介します。
オリオン座流星群はいつ観られる?
動画は、2012年10月20日に岡山県赤磐市の竜天天文台公園にて撮影されたものです。
2017年のオリオン座流星群は、10月21日(土)に観測することができます。
月齢もほぼ新月なため、月明かりは全く問題ありません。
地上の明かりにさえ気を配れば観測にはもってこいの条件です。
しかし、近年の流星の出現数はあまり多くはないそうです…。
想像よりかは少し地味に思えてしまうかもしれません。
ちなみに、2017年以降で観測の条件がここまで揃う年は2025年頃となってしまいます…。
オリオン座流星群を観測するなら今年が最高の観測条件となっていますので、これは行かなければ非常に勿体ないですよ!
オリオン座流星群が観られるピークの時間帯は?
オリオン座流星群が観られる日が分かると、やはりピークの時間帯も知りたいですよね。
2017年にオリオン座流星群が観られるピークの時間帯は、
10月21日(土) 00:00〜夜明け までと
10月22日(土) 0:00〜夜明け までになります。
この2つの候補のうち、天気の良い日を選んで観測するようにしましょう!
両日を別の場所で観測するのも良いかもしれませんね。
10月といっても下旬になり、夜も冷え込んでくるので上着は必ず持って出かけてくださいね!
オリオン座流星群が観られる方角は?
流星が出現する場所はランダムなため予測はできません。
よって、晴れた空であればどの方角でも見ることができると言えます。
しかし、周囲に光があると目に見えるかどうか曖昧な星の光を、強い光がかき消してしまうことになります。
星を観る時は、家の明かりや外灯の光が届かない(遠い)場所での観測をおすすめします。
また、肉眼で認識できるかできないかという淡い光を放つ星に関しては、焦点を合わせて直接観ようとすると星が視界から消えてしまい観ることができません。
目線をそらすと観えていなかった星が現れるので、淡い光の星を観たい場合は星に目線を合わせずに”横目で”観るようにすると良いですよ。
オリオン座流星群を観る時の注意点
寒さ対策をしておこう
せっかくの天体観測で風邪をひいてしまっては元も子もありません。
日中は寒さを感じなくても、1枚は上着を余分に持っていくと良いでしょう。
温かい飲み物を持参しておくと、簡単に暖をとれるのでおすすめです。
流星群といっても頻繁に流れ星が見えるわけではありませんので、最低20分〜30分は外に出ることを想定して準備をしておきましょう。
ピクニックシートを使う
星空をずっと見上げているわけですから、立ったり座ったりの状態では首が痛くなることは必須です。
公園の丘や土手などがあれば、ピクニックシートをひいて寝転がって観測をすることができます。
ブランケットも一緒に持っていくと、寒くなった時に便利ですよ。
ただし、寝転がって星を観る場合は周囲の安全を確認してから行うようにしてくださいね。
運転しながらの観測はやめましょう
観測のために目的地へ車で向かうのは良いのですが、到着するまでに待ちきれず運転しながら星を眺めてしまいたくなるかもしれません。
脇見運転は非常に危険です。
流星群は目的地へ着いてから、落ち着いて観測するようにしましょうね。
まとめ
2017年、オリオン座流星群が最も観られる10月21日、22日はちょうど休日です。
年によってはピークが昼間になってしまうこともあるので、そうなってしまっては肉眼では確認できません。
天気が良ければ、2017年は近年稀に見る最高のオリオン座流星群の観測条件ですので、是非 家の外へ出て流星を観測してみてください!