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喜寿祝いの年齢と意味。名前の由来やイメージカラーは何色?

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70歳の古希祝いが終わると、すぐにやってくるのが喜寿(きじゅ)祝いです。

今でこそ長寿大国の日本ですが、昔の人たちにとってはなかなかハードルの高い年齢のお祝い事でした。
そんな喜寿祝いですが、何歳でお祝いをするかご存知ですか?

今回は喜寿についての、年齢や名前の由来、お祝いの時に用いる色や意味をご紹介します。

 

 

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喜寿のお祝いをする年齢は?

喜寿祝いを行う年齢は、数え年の77歳(満76歳)です。

 

数え年とは、生まれた時を1歳とし、毎年1月1日を迎えるごとに1歳ずつをとる数え方です。

例えば12月に誕生日を迎えると76歳になる方は、その年の1月1日の段階ではまだ75歳ですが、数え年では77歳となります。

 

一般的にラッキーな数字だからと、77歳でお祝いをすると思っている方も少なくないはずです。

 

実は、喜寿と呼ばれるようになった由来がしっかりとあるんです。

では、なぜ77歳が喜寿と呼ばれているのでしょうか?

 

 

喜寿の由来とお祝いの意味は?

喜寿がなぜ77歳になった人のことを指すのかというと、その由来に秘密が隠されています。

 

喜寿の『喜』という字を”草書体”という書体で筆記した際、『七』を3つ重ねたような形になります。

 

草書体 (そうしょたい)

漢字の書体の一つ。速く書くことができるように、同じく漢字の筆書体である行書とは異なり、字画の省略が大きく行われる。文字ごとに決まった独特の省略をするため、文字ごとの形を覚えなければ書くことも読むこともできないことが多い。

Wikipediaより引用

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ちなみに、『喜』を草書体で書くとこのような漢字になります。

かなり省略されてますよね。

 

画像を見ても分かる通り、草書体で書かれた字を分解してみると”七十七”とも読むことができます。

 

そこで昔の人たちは、77歳を迎えた人を喜寿としてお祝いするようになりました。

 

喜寿の由来は、この『喜』を草書体で表した時の漢字が77と読めるところからきているとされています。

 

 

喜寿のお祝いでは何色が用いられる?その意味は?


喜寿では、古希(数え年の70歳)と同じ紫色がお祝いの色とされています。

 

紫色は高貴で落ち着いたイメージがあり、昔は位の高い人にのみ、身につけることを許されていた色でもあります。

 

50歳、60歳が長寿となっていた昔の日本で、古希の70歳や喜寿の77歳となるととてつもなく長生きされた方です。

そんなご長寿の方に敬意といたわりの気持ちを込め、紫色がお祝いの色となったそうです。

 

 

まとめ

喜寿とは数え年の77歳(満76歳)のことで、由来は『喜』の草書体から。

 

喜寿から上の年齢になると、漢字に由来があるものばかりとなってきます。

由来を知っているのと知っていないのでは、お祝いに対する気持ちのこもり具合も違いますよね。

 

改めて、77歳を迎えられた方への敬意といたわりの気持ちを込めて…。

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