スーパーのレジや自動販売機のお釣りなどで小銭を受け取ると、たまにものすご〜〜く汚れている硬貨に出会ますよね。
「これって何円?!」と言いたくなるほど、黒ずんでしまっている硬貨もあったりします。
お金は使えば使うほど汚れていくものですが、あまりにも汚れているものや、記念の硬貨、お金として使う以外に利用したい場合には、できるだけ綺麗にしておきたいですよね。
そこで、硬貨の汚れを落とす方法をいくつかお伝えするとともに、なぜ汚れてしまうのか?
どうしても汚れが取れなかった場合にはどうするべきか?なども一緒にご紹介したいと思います!
汚れの取り方
消しゴムでこする
汚れを落としたい!という時にはまず消しゴムです。
消しゴムはシールの粘着跡も落とすことができますし、間違えた字を消す以外にもかなり便利な道具です。
硬貨には凹凸があるのですべての汚れを消しゴムで取り去ることはできませんが、大まかな汚れを落とす一番初めの下処理として行ってみてください。
地味ですがやってみると結構手が疲れるので、コインの裏表をバッチリ綺麗にするのは大変かもしれません。
ソースやケチャップで磨く
え!こんなものでも汚れが落ちるの?!とびっくりしますが、有名な落とし方みたいです。
ソースやケチャップなどにしばらく浸しておくと、中に含まれているクエン酸という物質が硬貨の汚れを水に溶けやすくさせ、表面の汚れが落ちやすくなるんです。
浸しておいた硬貨を布で拭き、水で洗うとかなり綺麗になっています。
サラサラとしたソースより、ドロッとしたものの方がより効果があるそうですよ!
ちなみにマヨネーズやタバスコ、レモン汁でも綺麗になるそうです。
重曹を使う
お掃除の強い味方といえば、重曹です。昔流行りましたよね〜。
重曹を少しの水に溶かしてそこへ硬貨を入れ、置いておくだけでOKという超簡単なものです。
これだけでもいいのですが、更にお酢を数滴加えると泡がたってきてより綺麗になるみたいです。
消しゴムで表面の汚れを取り除いてから重曹を使うと尚良いです。
しかし重曹をアルミのものに使うと表面が黒ずんでしまうため、1円玉では試さないでくださいね。
そもそも硬貨はなぜ汚れるの?
先ほどもお話ししましたが、お金は使えば使うほど多くの人の手に渡るものです。
汚れの原因はその過程にあって、主に空気に触れて錆びるものと手垢の付着によって汚れてしまうものの2つが挙げられます。
新しい硬貨も空気に触れ続けることによって、空気に含まれる酸素と化合して酸化し、次第に錆びとなっていきます。
コインに見られる黒い汚れも、実は錆の一種なんです。
酸化による錆やすさは素材によって違いがあり、中でも10円玉や5円玉は汚れがとても目立ってしまいます。
たま〜にとても綺麗な10円や5円をお釣りで貰う時がありますが、「わ、凄くピカピカ!」と少し眺めてしまうくらい綺麗ですよね^^;
どんなにピカピカの硬貨でも酸化によって錆びていく上に、そこへ人の手垢が付着することによって更に酷く、早く汚れてしまうことになります。
手垢には油分も含まれているので、錆びては油で表面をコーティング、そしてまた錆びて…またコーティング…というように汚れは何層にもなっています。
どうりでなかなか落ちないわけです。
しかしお金を使っていく上で汚れはどうしても避けて通れないことですので、こればかりはどうしようもありませんね…。
どうしても汚れが取れなかったら
硬貨の金額判別が不可能なものは、銀行へ持ち込んでも交換してくれません。
しかし、銀行さんにもよるそうなので一概には言えません。
が、もし硬貨の金額判別が不可能であっても、時間と手間が非常にかかりますが交換してもらえる可能性はあります。
汚れた硬貨を持ち込んだ銀行から、日本銀行へ「本当にお金かどうか」の鑑定を依頼することができます。
鑑定依頼の申請を出すことで結果まで1週間以上かかってしまいますが、「本物のお金」と証明することができれば、本物の硬貨と取り替えてもらえます。
ただ、費用対効果があまり得られないので少額ならば「そこまでするなら別にいいか…」と割り切ってしまう方がいいかもしれませんね…。
もし持ち込む際は、“できるだけ綺麗にした上で”持ち込んでくださいね。
まとめ
多少の労力は犠牲になりますが、今すぐできる方法は消しゴムでこする落とし方ですね。
枚数が多いなら、重曹水+お酢で一気に洗うと良いでしょう。
付着した汚れによって落とし方の方法も変わってくるので、まずは汚れの種類を確認してみてくださいね。