ここで質問です。
やる気、ありますか?
何かをする時に必ず必要な「やる気」。
やる気が出ない代表として、夏休みの宿題なんかが良い例ですよね。ほとんど手つかずで夏休み最終日を迎えてしまう…。
計画的に終わらせている人なんて絶滅危惧種だと思います。
ちなみに私は…最後の1週間で追い込みをかけるタイプでした。
しかし、初めから本当にやる気のない人間はいません。誰しも必ず持っています。
その眠っている”やる気”を引き出す方法をまとめてみました。
一刻も早くやる気を出して、目の前のものをさっさと片付けていきましょう!
やる気が出ない原因はこうだ!
やることが多すぎて手につかない
やること(やりたいこと)が多すぎて、逆に何一つ手を出せない状態になっている場合があります。
そのため、一つに絞って作業をすると別のことが気になって手につきません。
また、たくさんある中での優先順位を決めることができないために、一つも消化しないうちにやることが次から次へと積み重なっていく…という悪循環に陥ります。
そうなってしまっては、なかなか現状打破が難しくなってしまいます。
やらなきゃ、やらなきゃと思うだけで終わることが趣味になってませんか?
完璧主義の人はなかなか動けない
完璧主義の人は、100%準備ができていないと出発できません。
80%準備ができた段階で走り出せば良いのに、100%にならないとどうしても取り掛かることができない人がかなりいます。
何もやらない状態で100%の準備なんてできるはずがありませんよね。
なんでも完璧にこなそうとする心掛けはとても素晴らしいのですが、
「やる」より「やらない」ことの方がよっぽどかっこ悪いですよ!
失敗しないか不安
失敗かどうかなんて、やってみないと分かりませんよね。当たり前です。
そもそも何をやっても「失敗」だと思ってしまいますか?
上の完璧主義の人にも当てはまることですが、失敗を「負」と思い込んでしまっていることが原因です。
失敗からしか成功は生まれないと言われるように、失敗は成功のための知識です。
案ずるより産むが易し。「決めつけ」の自動思考は、赤信号です。
未来が想像できない
やる気がない原因として、クリアな未来像を思い描けていないかもしれません。
例えば今の仕事が嫌で嫌で、辞めたいからと働く傍らで就活をしようと決心するとします。
しかし仕事から帰ってくると、嫌な仕事から解放された反動で、遊んだりテレビを見たりゴロゴロしたりと好きなことを繰り返し、毎日が過ぎていく…ということは何ともあるあるだと思います。
未来をしっかりと想像できていないため、何から手をつけていいか分からないので今自分がやりたいことを優先してやってしまう。
これは計画性がないとも取ることができますよね。
ギリギリにならないとできない
やる気は締め切りギリギリにならないと出ない…と嘆いている方。
一種の脳内麻薬中毒になっているかもしれません。
ギリギリで終わらせることに慣れてしまうと、脳が「間に合うんだ」と安心してしまい、次からの行動のエンジンがかかりにくくなってしまいます。
毎度毎度「次こそ余裕を持って終わらせよう」と頭では思うものの、やっぱり締め切り直前になってから焦り出すことを繰り返していませんか?
タイミングを待っている
「今はやるタイミングじゃない」と思っていませんか?
今じゃなければいつやるのでしょう? いつか、は、ないのです。
青春は過ぎてからやっと気付くといいます。
今のままでは、あなたのやる気のタイミングも、過ぎてからやっと気付くのかも…?
やる気を出すためには?
行動するための準備から始める。
何もない空き地で、野球の試合をやれと言われても無理ですよね。
野球をするには道具が必要です。ボール、バット、グラブ……もちろんベースも必要です。
そう、まずは準備からです。いきなりプレイボールなんて絶対にできません。
行動するためには準備も大切な手順の一つです。
めんどくさがって準備を疎かにしてしまうと、後の行動にも必ず支障が出てしまいます。
準備から始めて、ようやくスタートラインに立つことができます。
しかもそのスタートラインは準備をすっ飛ばした時よりも、遥かにしっかりとあなたを迎えてくれます。
どんな時も「急がば回れ」ですよ。
やることを紙に書き出してみる。
やる気が出ない原因として、何をやろうとしているのか、やることはいくつあるのかなど
ごちゃごちゃになっていて明確でないことがあります。
まずは順番は気にしなくても良いので、やりたいことを紙に書き出して整理するところから始めましょう。
紙に書き出してみると、パッと見ただけで作業量が明確になります。
チェックボックスも一緒に書いて、終わったものから消していくと尚良いかと思います。
携帯の電源を落とす。
思い切って携帯の電源を落としてしまいましょう。
家では一人でも、携帯がある限りどこからでも他人との接触を図ることができます。
今の時代はLINEやTwitterなどのサービスを使って、好きな時に一方的にコミュニケーションをとることができてしまいます。
時にはこれが拘束具となってしまうことがあります。
何の目的もなく携帯をいじる時間をなくし、誘惑を断つためにもまずは「1時間だけは集中してやろう」と目標をたてて電源を落としましょう。
携帯が使えないからといって、パソコンを開くのはナシですよ。
好きな人に会ってみる。
恋人や友人に会う、家族とどこかに出かけるというのでも良いでしょう。
「この人のために頑張る」と思えるような相手なら最高です。
ワンステップ上ですが、「次に会うときまでに、ここまでやっておく!」と縛りを付けると効果的です。
縛りのことを相手に伝える必要はありませんが、「こういうことをやっている」とわざと伝えておくと、相手を巻き込んだことになるので裏切れないとモチベーションが上がる場合があります。
私も、やりたいと思ったことを友人に「これをやるから応援してね!」とすぐに伝えます。
会った時に、そのことに関する話題をこちらが出さなければ、向こうから「どうなったの?」と進捗を尋ねられます。
前回会った時から進んでいれば良いのですが、進んでいない場合はなんだか裏切ってしまったような気持ちになってしまいます…。
自分以外の人が知ることによって、直接相手が関わっていようがいまいが、一人ぼっちで戦う問題ではなくなるのです。
なので、『好きな人に会う』プラス『内容を伝える』だと、やる気の出方も倍になると思いますよ!
まずは4分だけやってみる。
人間の脳は、何かをやる初めの「4分間」でやる気が出るように作られています。
これは、心理学者のレナード・ズーニン博士が提唱したもので、最初の4分間を過ぎると「作業興奮」という心理状態となり、その後の作業も続けられるというのです。
やる気が出なくて嘆いている人は、大体が何も手をつけずにいる人です。
蓋を開けてお湯を注いで、カップ麺だと完成してしまう時間です。
テレビ番組が終わって、次の番組が始まるまでの時間です。
音楽だと1曲で終わる時間です。
少しかじってみるだけで、びっくりするくらいスイッチが入るんです。
とりあえず4分。
騙されたと思って、魔法の時間を手にしてみてください。
考え方を変える。
私のやり方ですが、「めんどくさいな…」「やりたくないな…」と1回思う毎に、やる気が1マイナスされていくと考えてみましょう。
「やりたくない」と1回思って行動するのと、5回思って行動するのとでは、前者の方が気持ちに負担が少ないように思えませんか?
実際、後回しに後回しにしているものは初めより尚行動し辛くなります。
めんどくさいと思うからめんどくさいんです。
「めんどくさい」と思っても、どうせやるなら思い切って1回目で行動しちゃいましょう。
お風呂なんかは、入る前はめんどくさいと思っていても、入った後に「めんどくさかった」と思う人なんていないですよね。
大抵のことはお風呂と同じですよ!
やる気を持続させるために
好きな場所に行ってみる。
1ヶ月に1回、日にちを決めて自分の好きな場所へ行ってみましょう。
気持ちが落ち着いて、明日への活力を充電することができます。
できれば1週間に1回が望ましいですが、事情があって好きな場所へ行くことができない人は、好きな音楽を聴く時間を作っても良いでしょう。
私の場合は、一人カラオケで誰にも気を使わず、好きな曲を好きなだけ歌ったりします。
好きなことをして、気分をリフレッシュしましょう!
作業経過を記録する。
無理に自分を奮い立たせて、前ばかり見るのは疲れませんか?
そんな時は、メモや日記、ブログなどで作業経過を記録してみましょう。
しっかりしたものを毎日じゃなくて構いません。
やる気が落ちてきたと感じたら、これまでの作業経過を見返してみることをオススメします。
作業量を見返すことで、これまでの努力を肯定できる上に、自分の成長を追って実感することができます。
たまには後ろを振り返ることも大切ですよ。
あなたにとって、これ以上ない『やる気起爆剤』になっていること間違い無しです!
やる気のある人たちと同じ時間を過ごす。
例えばですが、お金持ちになりたい人が普段からずっとお金持ちの人とばかり付き合っていると、お金持ちになれる可能性が上がるんです。
「理想」の人たちと同じ時間を共有することで、その人が持っている波動に影響されたり、「理想」の人の思考が次第に身についていきます。
ですので、理想に近づく確率がグッと上がるんです!
周りがやる気のない人たちばかりだと、目の前の快楽に溺れるばかりで一向に前へ進めません。
やる気のある人たちと付き合えば、行動的な部分で初めは慣れずに疲れてしまうでしょう。
しかし、慣れたらこっちのものです。
現状打破をしたいなら、思い切って付き合う人を変えてみると、また違った景色が見えてくるはずです。
「しなければならない」はやめる。
「〜しなければ…」と呪文のように唱えるのはやめましょう。
自分に対する一種の脅迫です。
「これをしなければ私は死ぬ」など、己を奮い立たせるのに使う分には効果的かもしれませんが、あまりおすすめはしません。
自分が疲れちゃうだけですしね。
宿題をやろうとして勉強机に向かおうとした瞬間、母親に「勉強しなさい!」と言われると一気に萎えてしまいますよね。「今やろうとしてたのに!!」と…。
強制させられると、その気だったとしても誰だって反発しようとしてしまいます。
「〜やってみよう」「〜した方がいいかも」と、提案するような形で考えるようにしましょう。
やる気が出ないのは悪いことじゃない
やる気のない人はいない。
本当に心の底からやる気のない人はいません。
私は、やる気のある人というのは「自分のやる気と上手く付き合える人」だと思っています。
「めんどくさい」が口癖になってしまっている人は、やる気と付き合うことがちょっぴりニガテな人です。
要は、どうやって上手く付き合っていくかなんです。
動き出した自分を褒めよう。
小さなことでも、1歩を踏み出した自分を褒めてあげましょう。
例えば、スケジュール帳に「美容院に電話」や「部屋の掃除」など、簡単な予定を書いておきます。
そして、どんなに小さな予定でも、完了すると上からシールを貼っていきます。
順調に予定をこなせている達成感に繋がりますし、シールを貼るのも楽しくなります。
やはり、”どこまでできたか”が目に見える状態が一番です。
かといって「がんばった!」「よくやった!」と思うだけはいけないのかと言われるとそうではありません。
どんな形であれ、まずは自分自身を褒めてみましょう!
やる気は待っていてもやってこない。
めんどくさい、めんどくさいと言ってエネルギーを貯めて、一体そのエネルギーはいつ使うんでしょうね?
今までの自分を振り返れば、答えは明快なはずです。
きっといつまで経っても使わないでしょう。
あなたの貯めたエネルギーは既にカンストしているはずです。
使わなければ、もったいないんです。
いい加減、省エネはやめましょうよ。
やりたくないならやらない。
しかし、いつまで経ってもやる気がでないからといって、自分を責めてはいけません。
やりたくないなら、やらない。諦めるのではなく、選択です。
スパッと決断して、ストレスから心を解き放つことも大切ですよ。
やらないこともまた勇気なのですから。
いかがでしたか?
あなたの「やる気への考え方」が変化してきたのであれば、近い将来必ず行動することができるようになります。
はじめの一歩は誰しも多くの力を使います。
電車は動き出す時はゆっくりですが、走り出してしまえば最初の頃とは想像もつかない程のスピードで走ることができます。
力がいるのは一番最初だけ。
まずは深く考えずに、できることからやっていきましょう!