忘年会の季節が近づいてくると、憂鬱になってくる方はいませんか?
上司に気を遣わないといけないし、上手く会話に参加できるわけでもないし…とにかく人前は恥ずかしい。
正直、忘年会に参加したくないと思っている人も多いと思います。
人間関係を円滑にするためには出席しておいた方が無難だな…。
そう考えて渋々出席することにし、忘年会までの憂鬱な日々を過ごしているのではないでしょうか。
新入社員は、忘年会でほとんどの場合「挨拶」を催促されるものです。
新しく仲間になってまだ1年も経っていないですし、時期的にも4月に就職してから今までの感想を聞かれたりなんてことも有り得ます。
この挨拶がとても厄介なんですよね。
ただでさえ居辛い忘年会なのに、いつマイクを回されるかビクビクしながら参加しなければならないのは拷問レベルです。
職場の仲間だからといって、できるだけ人前に立つのは避けたいですよね…。
無事に挨拶を終わらせるためにも、あらかじめ挨拶の内容を考えておき、いつ当てられても良いように準備をしておくのがベストです。
そこで忘年会での新人挨拶でのコツと例文をご紹介します!
忘年会で新人挨拶をする時のコツ
できるだけ元気よく
新入社員は元気が一番。多少出来が悪くても、元気の良さでカバーすることができます。
恥ずかしいからといって終始もじもじしていると、確実に「なんだこいつ…」と思われてしまいます。
挨拶の時には「元気さ」を忘れないようにしておくと、見ている側も負の感情は抱きません。
素直な気持ちを伝える
就職して思ったことや感じたことを素直に発言できる場でもあります。
日頃の上司や先輩への感謝の気持ちも忘れずに伝えておくとgoodです。
挨拶の終わりに、これからの仕事に対する目標も発表しておくと非常に良いです。
入社してからの感想
会社に入って、思ったことや感じたことを交えて話すと良いでしょう。
この場合、「想像と違った」「こんなはずではなかった」など少量であっても負の感情を出すのは絶対にやめてください。場が白けてしまいます…。
お世辞になりすぎない、前向きな感想を考えておきましょう。
ふざけすぎない
印象に残りたいからといって、ふざけすぎたり失言はタブーです。
社会人としての最低限のマナーは守りましょう。
職場の上司や仲間は、新人社員が挨拶をする時には何かしらを期待しているものです。
「上手く言え」や「面白いことを言え」という期待ではありません。取引先との会議ではないのですからね。
微笑ましく見守りながらも、単純に「何を言ってくれるのかな?わくわく!」という期待です。
あなたの挨拶を採点するテストでもないのですから、できるだけ肩の力を抜いて大きな声でスピーチしましょう!
忘年会での新人挨拶の例文
忘年会での挨拶の例文です。これが正解というわけではありません。
職場の雰囲気にもよりますが、挨拶はラフになりすぎず少し固めにしておく方が無難です。
今年の4月に入社いたしました、◯◯と申します。
入社してから、もうすぐ9ヶ月が経とうとしております。
毎日が新鮮で、覚えなければならないことも非常に多く、あっという間の一年でした。
私が仕事でミスをしてしまっても、皆様から温かいお言葉やお力添えを頂くことができたお陰で無事に過ごすことができました。
先輩の方々には、この場をお借りして感謝の言葉を述べさせていただきます。ありがとうございます。
私も一日でも早くひとり立ちができるよう頑張ってまいりますので、これからもご指導のほど何卒よろしくお願い致します。
上手く話すために挨拶の例文をそのまま暗記するのではなく、自分がどうしても伝えたいことをいくつかピックアップして話す順番を覚えておきましょう。
丸暗記では棒読みになりかねません。
話す順番を思い出しながら、自分の言葉で繋げて話していくと自然で良いですよ。
※注意※
新入社員が自分以外に何人もいるにも関わらず、あまりにも長い挨拶をしてしまうと他の方に迷惑になってしまう可能性が有ります。
だらだらと長ければ良いわけではなりませんので、2分〜3分を目安に発言するようにしましょう。
人前でできるだけ上がらないようにするには?
あなたの今までの人生で、人前でスピーチをする機会がいくつかあったはずですが、慣れないですよね。
私も人前で凄く上がるタイプで、緊張すると手が震えて文字が書けなくなる程です(笑)
あがり症は「場数を踏めば慣れる!」と言われていますが、慣れない。
まだまだ踏んだ場数が少ないのでしょうが、今更言っても目の前の忘年会まででは遅いんですよね。
そこで、すぐに実践できる人前で上がらないようにするコツを伝授します。
「緊張しています」とあらかじめ告げる
挨拶中に、わざと「人前は苦手で恥ずかしいですが…」と自己申告しておきます。
あまりネガティブには言わず、笑いながらサラッと伝えておくと、言葉に詰まってしまった時に「がんばれ〜」と見守ってもらえるようになります。
挨拶のセリフを考えてきたのに緊張で頭が真っ白になってしまった!という場合は、それを正直に話すのもアリです。
人間は正直に話すことによって心に余裕ができ、落ち着きを取り戻すことができるのです。
目が悪い人は裸眼でいく
人前に立つと、「目の前の人は全て野菜と思いなさい」と言われているのはよく耳にすると思います。
正直野菜と思おうと思っても無理な話ですし、いざとなると肝心のセリフまで飛んでしまうのですからそれどころではありません。
目の悪い人限定になりますが、周りからの視線が気になるのであれば初めからメガネやコンタクトを外して人の顔がぼやけて見えないようにすれば良いのです。
なんとも荒療治wですが、強制的に人と目線を合わさないようにすることができます(そもそも合っているか分からないですが)。
どうしても恥ずかしくて仕方がない…!という時には試してみる価値があるかもしれません。
挨拶のカンペを持っている場合は、カンペの文字まで見えないようになることに気をつけて下さい(笑)
まとめ
忘年会で挨拶をするのがイヤ!という理由は様々ですが、ほとんどは「注目されるのが嫌」、「みんなの前で恥をかきたくない」、「バカにされそう」「自分に自信がない」などが挙げられると思います。
これらは自分の思い込みによるもので、それがあまりにも強いと相手に伝わってしまいます。
仮に失敗してしまっても、自分を責めるのだけはやめてくださいね。
忘年会というものは懇親的な場ですし、上手い挨拶ができなくても仕事に差し支えがあるわけではありません。
普段は目立ちたくないけれど、こういった場で「おっ?」と思ってもらえる挨拶ができると、上司の印象にも残りやすくなりますよ♪
これもチャンスだと思って、印象に残る挨拶を目指しましょう!