花火は夏の風物詩ですし、秋の涼しくなった夜に行うのも風流があって楽しいものです。
家族や友人と花火を楽しんだ後、ひと段落すると待っているのは大変な後片付けですよね。
中でも一番困るのが、燃え終わった後の花火と消火に使った水の処分です。
普段取り扱わないものなので、どのように処分するべきなのかピンときませんよね。
そこで使用済みの花火と、消火に使った水の処分方法についてご紹介します!
花火を捨てる前の準備
花火を処分するために、確実に火を消しておきましょう。
消火には、バケツに水を溜め、花火が燃え終わる度にすぐ水につけておきましょう。
燃え終わってしばらく経ったものでも、念のために水に浸してから処分するようにすると安心です。
一晩水につけておくと十分消火ができます。
燃え終わりを水につけておかないと、再び火がついてしまう可能性があり大変危険です。
花火は必ず水につけて、完全に火が消えたことを確認してから処分するようにしましょう。
花火の消火に使った水の処理方法
花火の消火に使ったバケツの水から、燃え終わった花火を取り除いてから別々に処分しましょう。
できるだけ小さな燃えカスも取り除いてから排水口に捨ててくださいね。
1.バケツの中の花火と水を、大きめのビニール袋(レジ袋)へ移し替える。
2.袋の角をハサミでほんの少しだけ切り取る。
3.切り取った部分からバケツへ水を絞り出す。
これで花火と水をきれいに分別することができます。
小さなカスが残っていると下水管が詰まってしまう恐れがありますので、排水口用のネットを通して流すと良いでしょう。
排水口へ水を捨てるのが不安な方は、他にも畑や庭の土に撒く(穴を掘って埋める)という方法もあります。
土に撒く場合は、できるだけ作物や花の近くには撒かず離れたところへ捨てるようにしましょう。
花火を浸した水ですので、捨てる時点でかなり濁っているかと思われます。
万が一、作物や花の近くに水を捨ててしまった場合、その水を吸って花が枯れてしまったり作物に悪影響が出てしまうと心配されるかもしれませんが、そんなことはありません。
根に届くまでに土が不要物をこしてくれるので、1回程度では目立った悪影響は出ないでしょう。
ずっと濁った水をあげるのではないですし、その部分は安心しても良いかと思います。
消火済みの花火の捨て方は?
消火済みの花火は、袋に入れてから燃えるゴミとして出しましょう。
濡れた花火を入れた袋から水分が染み出ないように、袋を何重にもかぶせたり新聞紙で包んでから処分してください。
地域で指定のゴミ袋がある場合や、あらかじめ花火の処分方法が決められている場合には規則に従って捨てるようにしてくださいね。
まとめ
特に河川敷など公共の場所で花火を行った場合には、綺麗に後片付けをするのは最低限のマナーです。
近頃は花火ができる場所が非常に限られていますので、他の人も気持ち良く使えるように譲り合いの心も大切にしましょうね。