季節の変わり目になってくると体調の管理をしっかり行っていても、どうしても体調不良になってしまう場合がありますよね。
周囲から風邪を貰ったり、寝ている最中に布団を蹴り飛ばして寝冷えをしてしまったり。
対策をしていたのに、気付かぬうちに風邪をひいてしまっていた…なんてことが一度は必ずあるはずです。
そんな時に非常に便利なのが、市販の常備薬ですよね。
しかし、薬にも服用できる期限があります。いつまでも使い続けられるものではないのです。
期限が切れてしまった風邪薬を飲んでも大丈夫なのでしょうか?
そんな疑問をまるっと解決しちゃいましょう!
風邪薬が期限切れになるまでの目安は?
未開封で風通しが良く、湿気の少ない場所に保管していたものであれば、薬の使用期限は製造から3年が目安となります。
製造されてから3年未満で品質や効能が薄れてしまうものであれば、薬本体や梱包されている箱に使用期限を記載しなければならないという法律があります。
しかし、裏を返せば3年以上 品質や効能が薄れないものには使用期限を記載しなくてもよいということになります。
けれど、近頃の市販薬にはほとんど使用期限が記載されていますので、あまり気にしなくても良いでしょう。
風邪薬の期限切れは飲んでもいい?
市販の風邪薬が自宅にあるけれど、使用期限が過ぎているもの。
これは期限がどのくらい過ぎているかにもよりますが、絶対に飲んではいけないということはありません。
もちろん、飲んでも比較的安全と思われるものは未開封のものに限ります。
開封済みで長期間保存していたものは、空気に触れている時間が長いためおすすめはしません。
ましてや見た目から「おかしいな」と思えるほど変色していたり、塊になっているものの服用は、例え未開封であっても絶対に避けてください。
風邪薬が期限切れになるとどうなるの?
風邪薬が期限切れになってしまうと、有効成分が病原体へ100%効果を発揮できなくなってしまうため、効き目はあまり期待できない可能性があります。
当たり前ですが、期限内の新しい薬を服用する方が一番確実で安全です。
「薬局へ買いに行く時間がない」「症状が辛いから少しでも和らげたい」など、どうしてもという場合はシロップ等の痛みやすいものは避け、できるだけ錠剤や粉末状のものを飲むようにしましょう。
薬によっては、服用することによって体調が悪くなってしまうものや、「期限切れだけど大丈夫かな…」という不安の思い込みによって辛さが増してしまう場合も十分あり得ます。
あくまで一時凌ぎと考え、時間を見つけて病院へ行き薬を処方してもらうか、薬局で新しい薬を購入しましょう。
風邪薬の期限切れを減らすためには?
あまり風邪をひかない方は、市販薬の中でも一番量の少ない薬を購入して服用するかと思います。
それでもやはり大量に余ってしまうんですよね…。
余ったものを保存しておいても、なかなか風邪をひかないもんだからすぐに期限切れになって薬が化石になってしまう…という方も少なくないはずです。
必要な時には必ず日切れになってしまっているのだから、市販薬よりもっと長期間保存できるものを常備しておく方がいいですよね。
そこで登場するのが漢方です。
漢方であれば長期間保存が可能な上に、市販の風邪薬と違って数回分が個別に包装されているものが多いです。
1,2回分から売られているものもあるので、無駄に多く買いすぎることもありません。
「滅多に風邪をひかないので市販薬は買ってもすぐ余ってしまう」という方は、漢方を常備しておくと良いでしょう。
引き始めの風邪であれば、漢方薬で十分対策可能ですよ。
まとめ
風邪は引きはじめが肝心です。
こじらせてしまうと簡単に治る程度のものでも、治癒に非常に時間がかかってしまいます。
すぐに病気への対策ができるように薬を自宅へ常備しておくことは大切ですが、やはり一番重要なのは定期的に使用期限を確認し、古くなった薬は破棄しておくことです。
体調不良だから薬を服用したのに、その薬のせいで更に体調不良に…となっては何が何だか……ですよね^^;
やはり一番は新しい薬を服用することですので、横着せずに時間を見つけて安全な薬を飲むようにしましょう。
急がば回れ、ですよ!