刺身の盛り合わせには必ずと言ってよいほど敷き詰められている大根の”つま”。
お祝い事やパーティーなどでたくさん刺身を食べる機会があると、後に大量に残ってしまう厄介な問題児でもありますよね。
かといって、食べずに捨ててしまうのもなんだか勿体ないですよね…。
そんな問題児、”つま”をどうにかして再利用したいと思ったことはありませんか?
実は、アイデア次第でどんな料理にもなるんです!
つまが大量に余ってしまった時こそ、おかずを作るチャンスですよ!
そもそも刺身につまが付いてくる意味は?
刺身を食べる際に約8割の人がつまも一緒に食べているのですが、残りの約2割は手をつけずに残してしまうそうです。
残してしまう人は、その理由に「苦い、美味しくない」「食べるものじゃない」などが挙げられます。
そもそも、なぜ刺身につまがセットで食べられるようになったのかというと、つまには殺菌作用があるからなんです。
刺身に添えられているものでは、つま以外に菊やワサビなどもありますよね。
菊やワサビもまた、殺菌・抗菌作用があると言われています。
中でも一番手軽で、見栄え良く盛り付けができるものとして大根のつまが使われるようになりました。
傷みやすい生ものの刺身にとって、つまは重要な働きをしているものなのです。
しかし、いくら刺身と一緒に食べている人でも量が多くなると当然残してしまいますよね…。
刻んだ大根ばかりそんなに食べられない!という方もいるかと思います。
そこで、刺身を食べた後に残ったつまの、違った食べ方のおすすめ例をご紹介します!
残ったつまをその場で簡単にアレンジ
刺身を食べたその場で、ちゃちゃっと別の一品へ変身させるアレンジ方法です。
鰹節とポン酢でさっぱりと
つまに鰹節をかけ、醤油またはポン酢でいただきます。
ごま油をかけても風味が出ますし、一時期非常に流行った食べるラー油をかけて食べても美味しいです。
まだご家庭に眠っている方は是非!
ツナ缶とマヨネーズで和える
つまを水で洗ってから水分をとり、ツナ缶とマヨネーズで和えると子供にも食べやすい一品へと変身します。
お好みで大葉やちりめんじゃこを加えても美味しく食べられますよ。
お味噌汁に入れる
つまの再利用として定番(?)の、お味噌汁へ入れて食べる食べ方です。
鍋に直接入れて煮てしまうとお味噌汁が薄くなってしまうので、水分をよく切ってからお椀に入れてお汁を注いでくださいね。
食べきれないつまは別料理へ再利用
余ったつまに一手間加えて再利用する方法です。
残った刺身と一緒に漬けに
刺身も余った場合は、ワサビ醤油を水(またはダシ)で薄めて容器に入れ、つまと一緒に漬けにします。
マグロの漬けのようなイメージで、お茶漬けの具にもなります。
ある程度保存もできるので、作り置きをして時間のない時にサッと出して食べられるのも魅力的です。
鍋の具材として
一番のおすすめはキムチ鍋です。
しらたきやマロニーの代わりとして利用するのが良いでしょう。
食物繊維が摂れる上に、火を通すのでかさが減り、一気にたくさん消費することができます!
邪道!? かき揚げの具に
玉ねぎやニンジンのスライスをプラスして、かき揚げにするのはいかがでしょうか?
かき揚げには山芋をブロックに切ったものを入れても美味しいです♪
まとめ
つまのアレンジ料理は、やはりサラダにして食べるのが一番手軽でおすすめです。
冬であれば鍋へ入れるのがおすすめですが、夏であっても鍋の要領で料理して、お味噌汁枠の一品として食べるのも悪くないと思います。
アイデア次第でどんな料理にも変身できるので、案外万能な食材なのかも…??
是非、余ったつまでアレンジ料理を作ってみてください♪